こんにちは!大分の工務店SAKAI株式会社/サラダホーム 施工部品質管理チームの土手口です。
じわじわ暑くなってきて「今日暑いなー」と思ってたら突然雨が降ってきたりと、天気予報を見るのが楽しみな季節になってきました(笑)
さて、今回は以前お話しした「UA値」の続きで「C値」についてお話ししようと思います。
以前のブログはこちらから↓
https://www.saladhome.com/growblog/works/738/
UA値は熱の出入りのしにくさ、つまりお家の中の温度が変わりにくいかどうかの値でした。
対してC値が何を現しているかというと、お家の気密がどれだけ取れているかです。
気密と言っても完全に密閉しているわけではなく、換気扇や換気口から空気の入れ替えを行っています。それら意図した空気の出入りを除いて、意図していない空気の出入りを調べて値にしたのがC値になります。つまり、不要な隙間がどれだけあるか、です。
C値は小さいほど良い値になるのですが、C値が取れていれば色々な利点があります。
①防湿効果がある。
基本的に気密を取るように施工をすると合わせて防湿にもつながります。材料によっては透湿・気密材等あったりしますが、空気を止める事を目的にしているので空気中の水分も通さなくなるため結果防湿層にもなります。
②家の中の温度が変わりにくい。
断熱というわけではないのですが、単純に空気の入れ替わりによる温度の変化が無くなるので結果保温に繋がります。
③断熱と組み合わせる事で家の環境をコントロールできる。
これが一番の効果です。というか、断熱だけでも、気密だけでもだめで、両方合わさって初めて100%効果を発揮します。
断熱(UA値)だけが取れていてもカビだらけ、隙間風だらけの家に成りますし、気密(C値)だけでは外の熱を防げません。
しかし、この2つが取れていれば快適な温度、湿度を24時間、365日、常に維持し続けることが出来ます。
ただ、現代の家電は優秀で種類も多いので従来の家でもそれは可能です。
SAKAIの家が目指しているのがエアコン1台でそれが実現できる家です。しかも省エネで。
極論、湿気が出入りせず、温度が変わらない家であれば最初に快適な数値にしていればエアコンなんていりません。まぁ極論なんでそれは出来ませんが。
要するに湿度・温度が変わりにくければエアコン1台で十分事足りるうえで、エアコンが従来の家より働かなくて良くなる、という事です。
そんな家を目標に作ったモデルハウスがSAKAI本社の裏にあります。
その名も「ガリレオハウス」https://galileo.oita-sumai.com/stay/
宿泊可能ですので是非ご体験頂きたいです!
家の中は湿気や温度をコントロールする工夫がいくつもありますので探してみてください。