衣類などどうやって収納するか悩まれている方も多いでしょう。
せっかくの注文住宅なので、オシャレでかっこいいウォークインクローゼットを作りたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
前回の前編では、ウォークインクローゼットの説明やメリットやデメリットなどをお話させていただきました。
今回は人気のウォークインクローゼットの実例と押さえておきたいポイントを紹介します。
ウォークインクローゼットの実例を紹介
ウォークインクローゼットがどういう仕上がりになるか気になるという方も多いでしょう。
また、種類が豊富なので、どれを選んだらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
実際の生活を想像しながら、どれが自分に合っているのか決めていきましょう。
ハンガータイプ
まずはハンガータイプです。ハンガータイプは洋服屋さんのように衣服をハンガーにかけて収納できます。そのため、服の量が多い方でもすっきりさせることが可能です。
さらに、収納棚などを設けない分、建築コストを抑えられるのが特徴といえるでしょう。
収納棚タイプ
可動式の収納棚を設置する収納棚メインタイプのウォークインクローゼットでは、衣服のほか、バッグなどの小物類を
収納しやすいのが特徴です。
棚の高さは自由に変えられるので、高さがある小物でも心配いりません。
また、スーツケースやゴルフバックなどを収納できるスペースも作れるので、使い勝手がよいのも魅力ポイントです。
ユニットタイプ
ユニットタイプは収納棚とハンガータイプを組み合わせたハイブリッド型のウォークインクローゼットです。
衣服はハンガーパイプに吊るすことができ、小物類などは可動棚に収納できます。
さらに、市販のキャビネットやカラーボックスなどを置けるので、自分の好みに合わせてウォークインクローゼットを作ることが可能です。
ウォークインクローゼットで押さえておきたいポイント
ウォークインクローゼットを採用するにあたり、いくつか押さえておきたいポイントがあるので、どのようなポイントに注意すればよいのか具体的にみていきましょう。
動線を意識
ウォークインクローゼットをどこに作るのか、どういう動線にするのかなど、設計段階でしっかりとシミュレーションしましょう。
たとえば、寝室にウォークインクローゼットを設置する場合、ウォークインクローゼットの中で着替えを済ませられるというメリットがあります。
さらに、衣服の整理整頓がしやすいので、季節に応じて衣替えをする手間も省けます。
寝室にクローゼットや市販のタンスなどを置かなくてよいので、部屋全体がすっきりとした空間になるでしょう。
ランドリールームからの動線を意識してウォークインクローゼットを設けることで、洗濯が終わったあとにすぐに衣服を収納できます。
移動が少ないので、家事を時短できるのが最大の魅力です。
また、間取りの中央部分にファミリークローゼットを設けるという方法もあります。
その場合、家族全員の衣服を収納しておけるので、寝室や洋室をすっきりさせられるでしょう。
さらに、ランドリールームから洗濯が終わった衣服などを一か所に持っていくだけで済むので、家事が楽になるというメリットがあります。
広さを検討
ウォークインクローゼットは広さをしっかりと検討するのがポイントです。
収納したい服や小物の量をシミュレーションした上で、どのくらいの広さが必要か考えましょう。
さらに、どれくらいの収納スペースが必要かを考えるほかに人が入れるスペースがあるのかも考えておく必要があります。
たとえば、同じ2畳のウォークインクローゼットで比べてみると、収納スペースを広くする場合、人が入れるスペースが小さくなってしまいます。一方、2人がすれ違えるだけのスペースを確保すると、収納部分が小さくなってしまいます。
そのため、収納する量とは別に人が入れるスペースがどのくらい必要なのかも併せて検討しましょう。
換気方法を考える
ウォークインクローゼットは空気がこもってしまい、においやカビが発生してしまう可能性があるので、換気をしっかりと行う必要があります。とはいえ、大きな窓を設置すると衣服などが日焼けしてしまうリスクがあるので、おすすめできません。
では、どうやってウォークインクローゼットを換気すればよいのでしょうか。
一つは換気用の小窓を設置する方法です。小さな窓でも十分な換気能力があるので、採光をほとんど取らずに換気を行えます。
ただ、十分に換気するなら、空気の流れを作るために最低でも2つ以上の窓が必要になるでしょう。しかし、窓を設けることによって収納スペースが少なくなってしまいます。
そこで、おすすめなのが換気扇を設置する方法です。
最近は湿度センサー付きの換気扇や、イオンの力で消臭してくれる機能など、さまざまな種類があります。
さらに、ドア付きのウォークインクローゼットの場合は空気がこもりやすいので、ドアに換気口をつけるのもポイントです。
ウォークインクローゼット内の空気を循環させるために、しっかりと換気方法を考えましょう。
アクセントクロス
ウォークインクローゼットは衣服や小物などを収納できる非常に便利な収納スペースです。とはいえ、単なる収納スペースではなく、オシャレでかっこいい収納スペースに仕上げたいと思われる方も多いでしょう。
そこで、採用したいのがアクセントクロス。
ウォークインクローゼット内にアクセントクロスを採用することで、雰囲気がガラッと変わります。また、ドア付きのウォークインクローゼットであれば、お客さんから見えないのでクロスで冒険してみてもおもしろいかもしれません。
ウォークインクローゼットは思い切って派手な色のクロスや柄付きの壁紙にされる方も非常に多いです。
まとめ
ウォークインクローゼットを設けるご家庭が増えつつあります。
すっきり収納できるだけなく、容量もしっかりと確保できるので、荷物が多い方でも安心です。
ただ、押さえておきたいポイントはしっかりと確認しておきましょう。
とくに広さや換気については、後悔ポイントとして挙げられることが多いです。
これから家づくりを検討される方はぜひ参考にしてください。