この記事を見られている方は新築の計画をされている方が多いと思いますが、せっかく新築を建てるのであれば自分たちの好みのデザインにしたいでしょう。その中で多くの面積を占め、お家の雰囲気をガラッと変えるものの一つが床材です。ですが単に床材といってもさまざまな種類や特徴があります。そこで今回は床材の種類とおすすめの使用用途について解説していきます。
どういった種類があるの?
では実際にどのような床材があるのか見ていきましょう。
合板(複合)フローリング
“床材”と聞いて真っ先に思いつくのはフローリングではないでしょうか。その中でも普段良く目にしている多くのフローリングは合板(複合)フローリングと呼ばれます。こその名の通りいくつかの板が複合されてできており、材料の断面を見ると薄い板が数枚貼り合わさっていここから更に突き板、挽き板、シートと3種類に分かれますが突き板、挽き板は一番上の化粧面にスライスした天然木を貼り合わせたタイプで、木の風合いを感じることのできるフローリングです。突き板より挽き板のタイプの方が天然木の厚みがあり、高級なグレードになると後述する無垢フローリングと変わらない質感のものもあります。シートタイプは木目をプリントしたシートが表面に貼られており、上記のものと比べて安価な金額で施工することが可能です。合板フローリングはワックスフリーのものや床暖房対応のもの、ペットに配慮したものなど様々な種類があり、そこから樹種やデザインなどのバリエーションまで選べるのが特徴です。
無垢フローリング
フローリングの中で大きく分けると、上記の合板フローリングと、この無垢フローリングの2つになります。無垢フローリングは合板と違い材料自体が一枚の天然木でできており、木の質感を楽しむことができる材料です。樹種によって色、木目、柔らかさ、足触りなどがそれぞれ異なるので実際に体感して選ぶのも良いでしょう。一般的には合板フローリングよりも価格が高くなってしまうことが多いので注意してください。サラダホームの注文住宅で標準仕様にしている無垢フローリングは杉とパイン(松)で、“浮造り仕上げ”と呼ばれる特殊な加工を施したタイプになっており、より足触りの良い仕様になっています。
クッションフロア
塩ビ素材で作られているクッションフロアは、アパートなどでも使用されており、歩くとふかふかしたような感触なのでわかる方も多いかと思います。水に強いので水まわりで使用されることの多い床材です。木目調や石目調、タイル調などたくさんのデザインから選べるのも特徴の一つです。安価に施工ができますが、その分耐久性も短いので注意が必要です。
カーペット(タイルカーペット)
一般的にはあまり見られませんが、防音性能に優れ、転倒の際の安全性も高いカーペットはお部屋の用途によっては便利に使えます。汚れが気になるという方もいらっしゃいますが、タイルカーペットであれば万が一汚れてしまったときもその部分だけ洗ったり取り替えたりすることが出来ます。色によってはシミなどが目立ってしまうので注意しておきましょう。
カーペットを採用したサラダホームのモデルハウス【ガリレオハウス】
畳
畳にもいくつかの種類があります。畳と聞いて多くの方が思い出すのはい草で出来ており縁が付いた長方形の畳かと思いますが最近は正方形の縁なし畳で、い草でなく和紙や樹脂でできたものもあり、新築住宅では主流になってきています。縁なし畳はよく琉球畳と混同されがちですが、琉球畳は七島イという材料で作られた畳なので厳密には異なります。ちなみに豆知識ですが現在、琉球畳は大分の国東半島のみで作られています。
【お部屋別】床材の選び方
それぞれの特徴をお話しましたが、具体的にどういった使い分けをすれば良いのかに関してお伝えいたします。
リビング・ダイニング
リビングはフローリングが一般的ですが床に直で座りたいという方もいらっしゃり、そういった方は全部又は一部を畳にするのもおすすめです。ペットがいるご家庭であれば畳は傷がつくのでおすすめできません。反対にペットのことを考慮するのであればカーペットにするのもおすすめです。
キッチン
リビング・ダイニングと同じ空間になることが多いので基本的にはフローリングになりますが、水跳ねが気になるという方はクッションフロアやタイル貼りにしても良いでしょう。ただ素材が変わると違和感がある場合もありますので、キッチンマットで対処するのも一つの手です。見た目で選びましょう。
水まわり
洗面脱衣室やトイレなどの水まわりは、水に濡れても平気なクッションフロアかシートタイプのフローリングがおすすめです。木質のフローリングでも良いですが輪染みができたりしてしまうので水跳ねには注意して下さい。
まとめ
今回は床材の種類についてまとめました。床材はお家の雰囲気に大きく影響し、尚且つ人が必ず触れる部分です。ぜひ参考にされてください。
お問い合わせはこちらから
最後までお読みいただきありがとうございました。