室内の空気と家族の健康の関係とは?安全な家づくりを徹底解説!

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2025/04/12

「家づくりで何を一番大切にすべきか」──この問いに対して、多くの方が耐震性やデザイン性、省エネ性能などを挙げます。しかし、家族全員が毎日長時間を過ごす場所である以上、「健康」のための工夫こそ最も重視すべきではないでしょうか。

たとえば、花粉症やアレルギーに悩む子ども、在宅ワークが増えた大人にとって、家の中の空気が体に与える影響は想像以上です。

実際に、飲食物よりも多くの量を体に取り込む「空気」が、家族の健康を左右します。きれいな空気の中で暮らすことが、快適な暮らしの土台となるのです。

今回は、室内の空気環境と健康の深い関係、化学物質によるリスク、最新の換気システムによる対策、そして建材の選び方まで、家づくりにおいて知っておきたい情報をお伝えします。

室内の空気とは?健康との深い関係

室内の空気は、家族の健康に直結する重要な要素です。

実は人が一日に吸い込む空気の量が約21kgにもなり、飲食物のおよそ7倍に達します。つまり、空気の質が悪ければ、それだけ体に取り込まれる有害物質も多くなります。

近年の住宅は高気密・高断熱が進み、外気との通気が少ない状態です。その結果、室内にとどまる化学物質の濃度が上がり、アレルギーやシックハウス症候群といった症状を引き起こす可能性があります。

さらに、空気は目に見えないため、異常に気付きにくいという問題もあります。食べ物や飲み物であれば味や見た目で異常を感じ取れますが、空気はそうはいきません。

室内の空気は、家族の健康を支える最も基本的な要素といえます。そこで次は、現代住宅に潜む空気のリスクについてみていきましょう。

室内の空気に潜む健康リスクとは?

室内の空気には、さまざまな健康リスクが潜んでいます。

住宅の建材や塗料、接着剤などから化学物質が放出され、それを長時間吸い続けることで、体に悪影響が出る可能性があります。

実際に、厚生労働省は2002年に13種類の化学物質に濃度指針を定め、国土交通省も翌年に建築基準法を改正し、24時間換気を義務付けました。それでも、規制された物質の代替として新たな化学物質が使われ、リスクは完全にはなくなっていません。

また、床から30cmほどの高さは、ハウスダストや化学物質が滞留しやすい「危険ゾーン」といわれています。特に小さなお子さまやペットはその高さで生活するため、影響を受けやすくなります。

こうした空気中のリスクを知ることが、安心して暮らす家づくりの第一歩といえます。次に、これらのリスクをどう防ぐのか、有効な対策についてみていきましょう。

換気システムで健康を守る仕組みとは?

健康的な空気環境を保つには、適切な換気システムの導入が必要です。

換気によって汚れた空気を排出し、外から新鮮な空気を取り込むことで、室内の空気をきれいに保つことができます。

たとえば、SAKAIでは「DSDD」システムというのを導入しています。住宅の周辺にある地中の熱を活用し、外気を温めてから取り込みます。さらに、フィルターを通して花粉やホコリを除去し、清浄な空気だけを室内に届けます。

また、床面から排気することで、空気が常に下から上へ流れ、ハウスダストが舞い上がるのを防げます。この仕組みによって、温度も一定に保たれ、電気代の節約にもつながります。

最新の換気設備は、健康と快適さ、そして省エネまで考慮された仕組みです。では次に、建材の選び方による違いについてお伝えします。

建材の違いと健康への影響とは?

使う建材によっても、空気の質と健康への影響が大きく変わります。

建材には、含まれる接着剤や防腐剤などから、化学物質が放出される可能性があります。

たとえば、珪藻土は自然素材として人気ですが、それ自体では固まらないため、接着剤や防腐剤を使う必要があります。その結果、時間の経過とともに化学物質が放出され、シックハウス症候群などの原因になることもあります。

一方で、漆喰は固化力があるため、添加物を使わずに施工できることが多く、より安全といわれています。見た目や機能だけでなく、素材の安全性にも目を向ける必要があります。

建材選びも、空気をきれいに保つための重要な要素です。

まとめ

室内の空気は、飲食物以上に私たちの体に取り込まれ、家族の健康を支えています。そのため、住宅に使う建材の選び方や換気の工夫が非常に大切であることをお伝えしました。
家づくりを考える際には、目に見えない「空気」にもしっかりと目を向け、長く健康に暮らせる住まいを目指すことが求められます。

SAKAIでは、空気環境にこだわったお家づくりをしています。

ぜひ、お気軽にモデルハウスや見学会にご来場いただき、体感してみてください!

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