家づくりを始めるとき、住宅会社選びは大きな決断のひとつです。「どの会社にお願いすればいいのか?」と悩む方も多いでしょう。しかし、実はたった「5つの質問」をするだけで、満足ができる住宅会社を見つけることができます。今回は、その5つの質問をわかりやすく解説します。
目次
質問1: UA値(断熱性能)はいくつですか? 長期優良住宅申請はしていますか?
UA値とは、住宅の断熱性能を示す数値で、数値が低いほど断熱性が高いことを意味します。たとえば、北海道と九州の家を比べた場合、外気温が厳しい北海道の家の方が快適に暖かく、九州の家が寒く感じられることがあります。この差を生むのが断熱性能です。
知っておきたい基準
- 世界基準ではUA値0.4以下が義務化されている地域もありますが、日本では「HEAT20/G2グレード(0.46以下)」が推奨されています。
- 窓ガラスも断熱性を左右する重要な要素です。LOW-Eガラスや窓配置の工夫を標準採用している会社を選ぶと安心です。
注意ポイント
- UA値が0.46以下と謳っている会社でも、実際は異なる場合があります。 長期優良住宅認定を取得しているか、第三者機関の認定を受けているか確認をしましょう。
質問2: 気密測定をしていますか? C値の平均はどれくらいですか
気密性(C値)は、家の隙間がどれくらいあるかを数値化したものです。気密性が低い家では、断熱性能が十分に発揮されません。ダウンジャケットに穴が空いているような状態と同じです。
目安となる数値
- C値0.5以下が理想的。これにより、隙間風のない快適な住環境を実現できます。
選ぶポイント
- すべての住宅で気密測定を行い、その結果を公表している会社は信頼できます。気密性は現場施工の精度が大きく影響するため、職人の技術力が試される部分でもあります。
質問3: 換気システムは標準仕様ですか?
健康で快適な生活には、効率的な換気が欠かせません。特に冬場、暖かい部屋と寒い廊下などの温度差が大きいと、ヒートショックのリスクが高まります。実際、日本では毎年約1万6,000人がヒートショックで命を落としています。
注目ポイント
- 室内の温度差を10℃以内に抑える設計が理想です。
- ダクトレスの自然換気や、結露対策を考慮した機械換気を採用している会社を選ぶのがおすすめです。
質問4: 耐震等級はいくつですか? 構造計算はしていますか?
地震が多い日本では、耐震性は重要な選択基準です。耐震等級3は、最高ランクの地震耐性を示します。
知っておきたいポイント
- 熊本地震では、耐震等級1や2の家が倒壊する中、等級3の家はほぼ被害がなかったとされています。
- 構造計算をきちんと行い、耐震等級3を証明している会社を選びましょう。「等級3相当」といった曖昧な表現には注意が必要です。
質問5: 制震装置はついていますか?
耐震等級3に加え、制震装置を採用している家は、さらに安心感があります。制震装置は地震の揺れを吸収する役割を果たし、耐震だけでは守れない命や財産を守る役割を果たします。
おすすめの選び方
- 制震装置がオプションではなく、標準仕様で提供されている会社を選ぶのが理想です。
- 長期的な耐久性が保証される設計かどうかも確認しましょう。
まとめ: 5つの質問をもとに理想の住宅会社を選ぶ
ここまでご紹介した「5つの質問」を住宅会社に質問すれば、満足できる家づくりに一歩近づくことができます。
- UA値(断熱性能)と長期優良住宅申請の確認
- 気密測定とC値の確認
- 換気システムの有無と仕様の確認
- 耐震等級3と構造計算の実施
- 制震装置の標準仕様の有無
最後に、会社選びでは担当者との相性も重要です。提案力や誠実さ、そして真摯な姿勢が、満足できる家づくりの鍵となります。
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