地震に強い家ってどんな家?安心して暮らせるお家を解説します!

WRITER 荒木 宗誠

2024/03/05

 世界的にみても地震が多く観測される、地震大国の日本、過去にも地震による数々の悲劇が繰り返されてきました。大切な家族を守ってくれる「地震に強い家」、安心してずっと住み続けられるようなお家をつくるにはどうすればいいのか、解説していきます!

軸組在来工法

軸組在来工法は、日本の伝統的な建築工法の一つであり、柱や梁、筋交を組み合わせて建物を構築する方法です。この工法は、建物を縦横に配置された柱(軸組)と梁(はり)によって支える形式をとります。これから軸組在来工法の特徴やメリットについて詳しく解説します。

柱や梁、筋交の組み合わせ

 軸組在来工法では、主に木材を使用し、柱と梁を組み合わせて建物の骨組みを作ります。これによって、建物の耐力構造が形成されます。

線で支える構造

 軸組在来工法は、建物を縦横に配置された柱と梁によって支え、これを通じて建物全体を「線」で支える構造を持っています。この線の支えにより、地震などの外部からの力にも強い特徴があります。

設計自由度が高い 

 軸組在来工法は、柱や梁を組み合わせることで柔軟な設計が可能です。そのため、建物の形状や配置に自由度があり、さまざまなスタイルや用途に対応できます。

広い開口部が作りやすい

 軸組在来工法の特長の一つとして、比較的広い開口部を作りやすいことが挙げられます。これは、柱と梁の配置によって、大きな部屋などの空間を作り出すことを可能にしています。

軸組在来工法は、この特徴により、日本の歴史的な建築や伝統的な家屋だけでなく、現代の住宅や施設においても採用され、その特有の魅力と機能性が評価されています。

パネルの採用

軸組在来工法の「線」で支える工法に加えて、「面」で支えるパネル工法を取り入れることにより、軸組在来工法よりも高い耐震性を実現しました。

直下率をあげる

「柱の直下率」とは、建築物において、上階の柱が下階の柱の直下に配置される割合を指します。この概念は、建物の構造設計や耐力を考慮する上での重要で、上の階の柱が下の階の柱の位置にどれだけ重なるかが柱の直下率の指標です。直下率を保つことで、建物の荷重が安定して伝達され、安定性や耐震性が確保されます。柱の直下率を検討することで、建物内部の有効なスペース利用が可能になり、デザインの自由度が向上します。ちなみにSAKAIでは直下率60%以上を基準としています。

ベタ基礎

底板一面が鉄筋コンクリートになっているベタ基礎は、家の重さを面で支えます。そのため、建物の重さを分散されやすく、耐震性を高めることが可能です。

床束

床を支える床束は銅製束を採用することで、溶解亜鉛メッキ処理でサビやシロアリを寄せ付けず、圧縮強度は2t以上と安心の強度です。

まとめ

自然災害が多い日本で、安心して住むことができるお家にするためには気をつけるべきことが多くあります。家族の命を守るためにも、お家づくりを行う際は安全性能にも対策を行う必要があります。今回のお家づくりはSAKAIの家で取り組んでいることを紹介しました。実際に安全性能を見て、体験できるショールームもございます。

SAKAIの体感型ショールームについてはこちらから

ぜひ、この機会にお家づくりの安全性能について学んでいただければと思います。