家づくりQ&AFAQ

Q

木造住宅の耐震性能ってどうなの?

A

耐震と聞いたときに何を思い浮かべますか?

地震によって家が倒壊しないように揺れを抑える「制震構造」、揺れの力を小さくしてしまう「免震構造」、揺れても壊れない構造にする「耐震構造」などの区別があります。

制震構造と免震構造は似ているようにも思われますが違いがあります。

制震構造の考え方は揺れを押さえるという考えの下で壁の中などに鉄骨などで造られた制震装置を取り付けます。

外から見ても何も変わりませんが地震が来たときにはこの壁ががっちりと揺れを防いでくれるという仕組みです。

免震構造の考え方は文字通り、揺れを免れる、地震のエネルギー(揺れ)を吸収して、建物に伝えないようにする装置が取り付けられた構造の家です。

家と基礎との間、土台の部分にボールベアリングや積層ゴムなどを取り付けて地震の揺れを逃がす免震装置を作っています。

この二つの構造には仕掛けや仕組みが必要となり、費用もかかります。

しかし、大手ハウスメーカーが開発して宣伝すると多少高くても皆さん取付を希望されるので不思議ですね。

では、耐震構造とは?

最近よく聞かれる直下率という言葉をご存知ですか?

  • 一階の柱の位置と二階の柱の位置を合わせる。
  • 一階の耐力壁と二階の耐力壁の位置を合わせる。

というのが直下率についての考え方です。

こうすることで地震による揺れを1.2階同じ方向に受け止め、建物に無理な力をかけないことによって損傷を防ぎます。

また、建物の構造躯体と筋交いなどの耐震に必要な部分を補強金物を利用してがっちりと固定させ、揺れによるズレも防ぐようになっています。

しかし、耐震構造については建物を揺れることに強い構造にしているので建物内部の家具などは転倒の危険があります。

タンスや食器棚、本棚などはきちんと固定をしましょう。

地震大国と言われる日本ではどこに住んでいても大きな地震に遭遇する確率は低くありません。

建てたばかりの家を地震によって失う人も少なくありません。

また、家屋の倒壊や家具の転倒による圧死の危険性。阪神淡路大震災時には火災による死者も多く出ました。

あれから26年。
そのときの教訓を生かして、地震で犠牲になる人をひとりでも減らすことのできるような家造りをする必要があると思います。

Q

電柱の移設ってどうするの?

A

建物の新築に伴う電柱の移設についてですが、敷地内、もしくは進入路などに電柱があり、建築後の生活その他に影響がある場合、電力会社に移設の請求をすることができます。
その場合に、自分の敷地内であっても隣地の方の承諾を求められることがありますが、基本的には隣地の方の同意を得られなくも自分の敷地内であれば移設することは可能だろうと思います。
逆に新しくできた数区画ほどの小さな分譲地ならば敷地内に設置をお願いされることもあるかもしれません。

このような場合、近隣への電力供給などの影響にも配慮した位置を電力会社が提示してくると思いますので差し支えのない範囲で協力をすればいいと思います。

近隣への同意が必要かどうかは土地の権利関係(前面道路に共有者がいて、持分があるのかないのかなど)にも左右されると思います。

自分の敷地内でも、境界に近く、隣家の出入りに支障のある場合には、考えることも必要でしょうがその辺は常識の範囲内で考えていただければよいでしょう。

設置者である電力会社は電力供給のために必要な電柱なので設置できなければ困る、しかし、近隣からの苦情が来るのも困るというところで「近隣の承諾 を求める」ことが多いのですが、権利関係のない人にはそのような承諾を求めて拒否された場合にはその拒否権がどこまで有効かを考えることも必要になります。

通常、権利のない方の拒否権を尊重する必要はないと思われますので、上手に話し合いをして、わだかまりのないように電柱の設置、移設をしたいものですね。

Q

日本の住宅の寿命は?

A

諸外国に比べて日本の住宅は寿命が短いといわれています。
日本の住宅は30年ほどで建て替えをする人が多く、耐用年数は30年ほどだと思っている人も多いようですが実は違います。
木造住宅の場合、構造躯体(柱や屋根、小屋組など)は100年以上もつように作られています。
気候や風土の違いによって耐用年数に差が出ることは事実です。
構造躯体が100年以上もっても壁紙やフローリングなどは20年程度で接着剤の効果がなくなり、はがれ易くなります。
構造が丈夫なのに部材の一つ一つの耐用年数が長くはないので、定期的にリフォームをしなければならなくなります。
しかし、リフォームも大規模なものになると、新築と近い金額になってしまったりします。
そうすると、新しい家に住みたいということで建て替えを選択する人が日本人には多いのです。
欧米では中古の市場が活発で中古住宅を購入して、住みながらリフォームをします。
そうすることで、資産価値が高められるという考えです。
しかし、諸外国とは住宅の構造も材料も違うので同じように並べるわけにもいきません。
日本では台風や地震が多く、国土が狭いので、隣地との距離も短く、火事などで延焼する可能性もあります。
そのような環境の中でいわば使い捨てのような住宅建設を止めようと「長期優良住宅」の制度ができました。
「つくっては壊す」というフロー消費型の考えを改めて「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」というストック型社会へという考えの下、100年もつ住宅の建築をしようという法律です。
建築するにあたり、使用部材などに諸条件もありますが、長期優良住宅仕様の住宅ならば税金や金利の優遇など受けられるものがあります。
これからはこのような考えが増えていくことは十分に考えられます。
これからは日本の住宅の耐用年数が長くなるであろうことは想像できるところです。

Q

吹き抜けの暖房効率ってどうなの?

A

吹き抜けを設置したいという希望に対して「暖房効率」を気にする方が多くいます。
開放感が欲しいけれど、冬は寒いのでは?ということです。
確かに暖かい空気は高いところへ上がっていくので吹き抜けから二階へと逃げていきます。
リビングに吹き抜けがある場合、天井にシーリングファンを設置することをお勧めします。
温かい空気を風の力で循環させます。
吹き抜けのメリットとしては先に出た開放感、二階にある居室(子供部屋)との一体感、明るさなどがあります。
デメリットとしては暖房効率の問題がいちばん大きなものでしょう。
それに吹き抜けの分、二階の床面積が減ってしまうので部屋数を多く取りたい方には向かないかもしれません。
吹き抜けの上部につけた窓からは明るい日差しが入ってきます。冬は暖かくていいかもしれませんが、夏は暑くなってしまうので開閉のできるものにするといいでしょう。
吹き抜けだけでなく、リビング階段にも同じことが言えます。
暖房が階段を伝わって二階に逃げないようにロールスクリーンやのれんなどをかけるといった工夫をしましょう。
今の住宅は断熱性能も上がっているので吹き抜けからの熱損失よりも窓からの熱損失を考えたほうがいいかもしれません。
カーテンを厚くしたり、遮熱性能の高いLow-Eガラスを使用するなどして熱損失を抑えれば家中が暖かくなります。
ただ、暖房も程度の問題があり、暖め過ぎはからだに良くないので注意してください。

Q

オール電化ってどうですか?

A

火を使わないから安心。
空気を汚さないからクリーン。
深夜電力でお湯を沸かせば電気代もおトクになる。
といった特徴を売りにしているオール電化ですが、そのための設備、特にエコキュートについてはまだ、歴史が浅く、耐用年数もはっきりとはわかっていません。
おおよそは10年~15年程度だと思われます。
今までのガスや電気温水器に比べるとランニングコストは安くなりますが、初期費用がかかるので元を取るまでに数年かかるといわれています。
月々の電気代については電力会社(大分なら九州電力)でシミュレーションをしてくれるので一度聞いてみるといいでしょう。
IHクッキングヒーターについても、3口の内1口がラジエントヒーターというものになっているタイプはなんでも炙ることができて便利です。
しかし、ラジエントヒーターは消費電力が多いので気をつけてください。
それに熱を持つので使用した直後は触ることができません。やけどに注意です。
オール電化にすると、深夜電力の契約をお勧めします。
一番電気代のかかるお湯を料金の安い深夜電力を使って一日分沸かしておき、電気代を節約できるというものです。
しかし、昼間の電力は割高になるので、注意してください。
ガスもプロパンと都市ガスとで料金が違ってきます。ガスも捨てがたいという場合には比較検討もしてみてください。

Q

ウッドデッキが欲しい!

A

ウッドデッキを希望する人の多くが部屋から続きで窓から外に向けて広く見える開放感を求めています。
ウッドデッキの素材には杉板が多く使われます。
他にもウリン剤やイペ材、などが使われます。
いずれも天然の木材なので屋外に設置することになるウッドデッキは雨風などで劣化します。
設置を決めたならメンテナンスも必要になることをお忘れなく。
ウリン材やイペ材を使うと、劣化しにくくはなりますが、高価な材料なので予算の問題が発生します。
杉板は経年変化が起こりやすくなりますが、メンテナンスをすることで長持ちさせることは可能になります。
しかし別の問題として、どんな木材もヒビが入ったり反りや曲がりなどは発生します。
疑木、人口木と呼ばれる樹脂製の材料もあります。天然木と比べて初期コストはかかりますが、
メンテナンスが楽なため長い目で見るとお得な場合もあります。
ウッドデッキの活用法として一緒に考えるべきなのが庭の活用法です。
BBQをしたいとかテーブルセットを置いてお茶をしたいとか明確な目的がなく、「とりあえず」ならば設置をしないことも選択肢のひとつです。
また、建物の完成後に設置をすることもできますので、必要になってから計画しても遅くはありません。
まずは、必要か不要かを考えてみましょう。

Q

注文住宅を建てるときの期間は?

A

注文住宅を建てよう!と考えたときに、そもそもどれくらいの期間がかかるのか?が分からない方も多いのではないでしょうか?
仕事やお子様の学校、親族の関係などをキッカケに住宅計画を始める方も多いかと思います。「◯月までに住み始めたい!」「できるだけ早く引っ越したい」といったご要望がある方は特に把握しておくと良いでしょう。
完成から逆算で追っていくと、
登記や住宅ローンの最終手続き、竣工立会いなどが約1ヶ月。
建築工事期間が約3〜5ヶ月。
住宅ローンの申し込み〜契約、土地購入や住宅を建てるための建築確認申請が約1〜2ヶ月。
間取りやインテリアコーディネートの打ち合わせ期間が約1〜2ヶ月。
ここまでで約10ヶ月。これにプラスして住宅会社の比較検討、土地探し、完成後の外構工事まで含めると全てがスムーズに進んだとしても約1年程度の期間を要することになります。
希望の土地が見つからない場合や、大分であれば住宅を建てるにあたって制約の多い土地もたくさんあります。その場合は更にプラス半年、1年、2年と完成までの期間は長くなってきます。
大きな買い物なので迷われることも多いかと思います。ですが大きい買い物だからこそ短期集中で計画を進めることも、より良い計画には重要かもしれませんね。

詳しくはこちらのコラムをチェック!
土地なしの状態から注文住宅を建てる流れについて解説!
土地ありの状態で注文住宅を建てる時の流れを解説

Q

二世帯住宅の建築は可能?

A

可能です。実際に二世帯住宅の施工実績もありますのでぜひご相談ください。
一口に二世帯住宅といっても様々な計画の仕方があります。
通常の住宅に居室を増やすのみのプランや、玄関は一つで内部が分かれているプラン、完全分離のプランなど、
お客様のご要望にあったご提案をさせていただきます。

詳しくはこちらのコラムをチェック!
二世帯住宅で後悔しないために!住み手に合わせた間取り3選

Q

注文住宅と建売住宅どっちが良いの?

A

新築を購入しようと考えたときに気になる方も多いのではないでしょうか?
注文住宅と建売住宅、それぞれにメリット、デメリットはありますので、いくつか例をあげてみます。

◯注文住宅のメリット

  • ・自分たちの好きな間取り、デザインが可能でオリジナルのお家が建築可能。
  • ・仕様や材料、性能面も好みやこだわりに応じて融通が効く。
  • ・建築中の様子が一から分かるので安心できる。

◯注文住宅のデメリット

  • ・実物を見て契約が出来ないため、完成後のイメージがしづらい。
  • ・希望の土地が見つからない場合、計画が進まない。
  • ・設計料がかかるため、価格が高くなる。

◯建売住宅のメリット

  • ・実際の建物を見て検討できるため、イメージがしやすい。
  • ・お客様の声を取り入れた住宅になっており、使いやすいお家が多い。
  • ・土地、建物、外構込みの価格で分かりやすい。

◯建売住宅のデメリット

  • ・完成しているお家なのでデザインなどの融通が効かない。
  • ・どうしても要望を取り入れたい場合はリフォームが必要な場合がある。
  • ・建築中の様子が分からないため、見えない部分の施工状況が分からない。

まだまだたくさんありますが、一部抜粋してみました。
もっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

Q

実際に新築のお家を見てみたい!

A

新築を検討されるとき、ほとんどの方が弊社の新築のお家を見学されています。
サラダホームでは新しいお住まいのイメージができるよう、モデルハウスの運営やお施主様宅の完成見学会(内覧会)を開催しております。
モデルハウスは平屋の住宅を大分市下郡に、完成見学会は大分市近郊で不定期に開催しております。
注文住宅を建てる際のアイデアや間取りの参考になり、お住まいづくりに役立てられるよう最大限のご協力をさせていただきますので、見学をご希望の際などはぜひお問い合わせください。

モデルハウス情報はこちら

Q

アフターメンテナンスについて

A

家づくりは完成するまでではなく完成して暮らし始めてからが本当のお付き合いの始まりだと私たちは考えています。
そこでサラダホームでは完成してから安心して暮らせるよう、定期点検やアフター対応も力を入れています。
定期点検は初めの1年間は3ヶ月、6ヶ月、1年点検と3回、2年目以降は年に1回で10年目まで定期点検を行っています。
長期優良住宅で建てられたお家はその後も点検が30年目まで続きます。(5年に一度)
定期点検以外の際もお声がけいただければアフター対応が可能です。
外部のサポートサービスも導入しており、そちらは60年間のサポートが受けられますので、長い期間の安心を提供します。

Q

新築の相談は自由設計のみですか?

A

長年、自由設計の家を手がけてきたノウハウを取り入れた企画プランのご提案も可能です。
0からプランニングしてオンリーワンの住宅を建てられるのはメリットにはなりますが、はじめからプロの手で創られた企画プランもございますので、お気軽にご相談ください。

Q

相談するときはまず何から始めたら良いの?

A

初めての家づくり、分からないこともたくさんあるかと思います。
とりあえずお家を見てみたい方は新築住宅の見学も可能ですし、資金面に不安や疑問があれば資金計画のご相談も承っております。
どういう風に進めたら良いか、家づくりの流れも含めてお話させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

Q

打ち合わせ時のプラン変更は何度でも出来ますか?

A

可能です。注文住宅の場合はご納得のいくまでご提案させていただきます。
規格住宅の場合はプランの変更はできませんが、インテリアコーディネートに関しては対応可能です。
お客様の完成希望時期によっては内容確定の期限を設けることもありますが、スムーズにお打ち合わせができるよう配慮いたしますので、しっかりとサポートさせていただきます。

Q

使う材料の支給は可能なの?

A

建物の構造に関わる材料は建材は基本的にはお断りさせていただいております。
小物など対応できる材料もありますので一度ご相談ください。
お客様自身で材料や商品を仕入れた方が費用を安く抑えられる場合もあります。
ですが支給材料の場合、部材に関する保証や責任が持てませんのであらかじめご了承ください。

Q

工事中の現場を見ることはできますか?

A

可能です。見学可能な物件をご案内しますので是非お申し付けください。
完成してしまうと見えなくなる構造部分をご覧いただくことによって、購入後の暮らしの安心にも繋がります。
ちゃんとした施工がされているか?手抜き工事はされていないか?
細かいところまでしっかり見てみてください。

Q

平日の夜の打ち合わせやオンライン打ち合わせは対応していますか?

A

対応可能です。弊社は共働きのご夫婦や小さなお子様がいるご家庭も多くご相談いただいておりますので、ご家族様のご都合に合わせて打ち合わせさせていただきます。
打ち合わせ場所や、オンラインミーティングツールも幅広く対応いたしますので、お気軽にお申し付けください。

Q

屋根形状に指定はありますか?

A

特に指定はありませんが、施工性、断熱性などの観点から、注文住宅では切妻屋根もしくは片流れ屋根を推奨しております。
屋根形状によってお家の印象が大きく変わりますので、ご希望のデザインなどございましたらご相談いただけたら可能な限り対応いたします。