「何年も前に雑誌でたまたまみかけた『無添加住宅』。いつかはこんな家に住みたいと思っていたのですが、当時、大分で建ててくれる業者はいませんでした。それが、関東から大分への転勤が決まり、本格的に家づくりを検討していたところ、坂井建設さんのモデルハウスん出合って。実際室内へ入ると、空気がきれいで、とても気持ちが良かったんです」とおっしゃるのはS邸のご主人。奥様も「実はこれまでに何軒ものモデルハウスをまわったのですが、私は化学物質に敏感な方で、少しでも匂いがあるとダメなんです。娘も同じで、ひどい時は腹痛を起こす程。それが、無添加住宅は全くそんなこともなく、絶対この家が良いと確信しました」と、無添加住宅の良さを実感したのだとか。
『体に良くない物は使わない』というのが、無添加住宅のポリシー。この当たり前の事を無視してきた結果、近年ではシックハウス症候群などの深刻な健康被害が報告されています。その点、無添加住宅では徹底的に自然素材にこだわることが可能。S邸の室内にはビニールクロスなどは一切使用せず、壁や天井には漆喰が施されています。漆喰はクロスや合板と違って化学接着物を必要としないので、化学物質に敏感なSさんご一家にはぴったり。しかもカビやダニなどに強く、調湿効果も期待できます。床には無垢のカバ材を使用。赤みがかった滑らかな木肌が、素足に心地良いのが特徴です。
家族で寛ぐリビングは日当たりの良い南面に、隣には和室を配し、来客時には広い空間を確保できるよう工夫されています。2階への階段はリビングとダイニングキッチンの間に設け、家族がコミュニケーションをとりやすい環境に。また、サビ石を壁の一部に施すことで、素朴でありながら遊び心のある空間を演出。
そして特筆すべきは、2階に設けられたファミリールーム。玄関の吹き抜けに面したこの部屋には電子ピアノが置かれ、娘さんのレッスン場になっています。「音楽の先生がいらしてフルートとピアノの演奏が聞ける時など、ここを造って良かったと実感します。また、この部屋は特に、夕焼けの赤い光が差し込むととてもきれいなんですよ」と奥様。
ご主人も「健康に良い家を、と考えこの『無添加住宅』を選んだのですが、住んでみると湿気はこもらないし、曇の日でも電気をつけなくて良いくらい明るい。自由設計だから自分達の要望もよく取り入れてもらえたし、坂井建設さんとは長いお付き合いをさせていただこうと思っています」と、とても満足気なご様子。家族の絆を大切にしているSさんご一家のこれからの歴史は、健康で快適な『無添加住宅』で紡ぎだされていくのでしょう。