制震ダンパーは、地震の揺れを軽減するために設置される装置で、家へのダメージを防ぐ重要な役割を果たします。伸縮する動作を利用して地震の振動エネルギーを吸収し、建物が受ける衝撃を軽減します。本記事では、制震ダンパーの種類や特徴、さらにSAKAIが採用している「evoltz」について詳しく解説していきます。
制震ダンパーの種類とその特徴
制震ダンパーには主に3種類があり、それぞれの仕組みや利点、弱点が異なります。以下に、各タイプの特徴をまとめました。
油圧ダンパー
油を緩衝材として利用し、揺れを吸収する仕組みを持っています。
- メリット:劣化や損傷に強く、繰り返し発生する地震にも効果を発揮します。
- デメリット:構造が複雑なため、製造コストが高くなりがちです。
ゴムダンパー
ゴムや樹脂の伸縮性を活用し、振動を吸収します。
- メリット:繰り返しの揺れにも対応できる柔軟性があります。
- デメリット:気温の影響を受けやすく、経年劣化が早い傾向にあります。
金属ダンパー
金属の柔軟性を活用し、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを抑えます。
- メリット:シンプルな構造で、比較的低コストです。
- デメリット:繰り返しの使用で劣化が進みやすい性質があります。
SAKAIで採用している「evoltz」の特徴
SAKAIが採用している制震ダンパー「evoltz」は、油圧ダンパーを使用した高性能な製品です。その特徴を詳しくご紹介します。
繰り返しの使用に対応
余震が続く状況でも、性能が低下することなく振動エネルギーを吸収します。繰り返し利用可能な点は、地震が多い地域において特に重要なポイントです。
小さな揺れにも対応
震度1程度の微小な揺れから効果を発揮します。大きな揺れを感じてから作動するのではなく、初期段階で振動エネルギーを吸収するため、建物の構造部材にダメージが及ぶのを防ぎます。
高耐久性と保証
宇宙開発で使用される部材を採用しており、メンテナンスの必要がほとんどありません。また、全製品にはシリアルナンバーが付けられ、20年の製品保証がついています。長期的な安心感を提供します。
衝撃を半分に軽減
建物に伝わる地震エネルギーを大幅に抑え、局所的な力の集中(応力集中)も軽減します。これにより、地震のダメージを最小限に抑えることができます。
まとめ
制震ダンパーは、地震の揺れを軽減し、建物を守るための重要な装置です。その中でも「evoltz」は、小さな揺れから繰り返し発生する揺れまで対応できる高性能な製品です。長期保証やメンテナンスフリーといった特徴から、安心して利用できる選択肢となるでしょう。地震対策をお考えの際は、ぜひSAKAIにご相談ください。またSAKAIでは、実際に地震を再現し、制振装置の性能を体験できる体感型ショールームがございます。ぜひそちらで、ご体感されてみてください♪